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Laboratory News

熊本大学拠点形成研究A主催 平成27年度第3回講演会

2015/07/21

真のプロテオミクスに向けた相間移動溶解法の開発と応用 増田豪先生(University of Washington) <講演要旨> 質量分析計の高性能化に伴い、同定・定量されるペプチドの数が飛躍的に増加しました。一方、試料調製においてタンパク質抽出が不完全であった場合、例え最新の質量分析計を駆使しても存在しないペプチドは検出されることはありません。また、消化が不完全だとタンパク質の定量値を低く見積もってしまいます。増田先生は、新しいショットガンプロテオミクスの試料調製法として相間移動溶解法を開発しました。本方法はタンパク質の高い可溶化能と消化酵素の活性促進効果を合わせ持ち、それまで困難だった膜プロテオーム解析を劇的に改善しました。本発表では、開発に至った経緯と実用性ともに、相間移動溶解法を基盤とした超高感度分析法および細胞分画法についても紹介していただきました。