主催講演会
熊本大学拠点形成研究A主催 平成28年度第2回講演会
国立がん研究センター研究所創薬臨床研究分野分野長
本田 一文先生
「早期診断バイオマーカー開発から実用化への道筋、-開発には何が求められるのか? 研究者の悩み-」
日時:2016年6月24日(金)18:30-20:00
場所:熊本大学薬学部 宮本記念館コンベンションホール
一言でバイオマーカーと言っても、使用目的、必要性は多種多様です。バイオマーカーは、患者様にベネフィットをもたらすことで、始めて実用化できたといえるでしょう。実用化には様々なことをクリアしなければいけません。開発を進めるにあたり、「そのバイオマーカーは、アンメットメディカルニーズを満たすことができるのか?」が重要な命題です。ニーズに即した仮説を設定し臨床性能を証明することで、バイオマーカーは実用化されていきます。本田先生は早期がん診断やがん検診に利用できる血液バイオマーカーを中心に、その開発と実用化を目指して研究を行ってきています。本田先生の経験と苦労話を交えながら早期がん診断のバイオマーカー開発についてご講演いただきました。