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熊本大学拠点形成研究A主催 平成26年度第3回講演会

2014/09/16

熊本大学拠点形成研究A主催 平成26年度第3回講演会 「CNSBarriers and Neuroimmune Interactions」 フランスCochin研究所 所長 Dr.Pierre Olivier Couraud <講演要旨> ヒトの脳は血液脳関門によって守られています。その解剖学的実態は脳毛細血管内皮細胞ですが、関門としての働きは血流や周辺細胞、脳の病態などにより大きく影響されます。血液脳関門の機能を明らかにすることは、中枢疾患治療薬や治療方法の開発のみならず脳の高次機能を解き明かす上で重要な課題です。  Couraud博士は、血液脳関門に関する多くの研究成果を発表されています。特に、世界で初めてヒトの脳毛細血管内皮細胞の不死化細胞株を樹立され、その細胞は世界中の製薬企業、医学・薬学の研究者および臨床家から注目を集めています。今回、炎症時における血液脳関門の変動に関する話題を中心に最新の研究成果をご紹介していただきました。